→中央アメリカ北部のグアテマラで、リングを持つ土星のような月が撮影される
→日の出の直前に撮影されたもので、太陽光により月の下側が三日月になっている
→前景の雲は地球上にあるもの
夜空に煌々と光る、ある天体。
土星のような輪っかがあるように見えますが、実はこれ、中央アメリカ・グアテマラで撮影された月の写真なんです。
撮影者で写真家のフランシスコ・ソジュエルさんは、同国の小さな町サンティアゴ・アティトラン在住で、そこから10キロほど離れたアカテナンゴ火山のベースキャンプで撮影したそうです。
月の前を横切る細長い雲が、まるで土星のリングのように見えますね。しかし、なぜこのような不思議な姿が撮影されたでしょうか?
■どうしてこう見えるの?
写真が撮影されたのは、日の出の直前です。
そのため、地平線の下側から登り始める太陽の光が当たって、月の下側だけが直接照らされ、三日月になっています。
それ以外の部分も丸く見えるのは、「地球照」によるものです。
地球照は、地球で反射した太陽光が月を照らすことで生じます。地球照は、基本的に淡い光なので明るい場所では月が見えにくいのですが、空気が澄んでいて周辺が暗い場所なら明瞭に見えることがあります。
この時のグアテマラの夜空は、地球照に輝く月を見るのには好条件でした。
月には大気や雲がないため、アルベド(入射光に対する反射光の比率)は低く、わずか7%ほどです。
対する地球は、大気や雲が豊富で、面積も大きいため、アルベドは37%まで達します。なので、いくら満月が明るいと言っても、月から見える満地球は、満月の70倍も明るいのです。
そのため、地球照だけでも、月はこれだけ明るく見ることができます。
それから、月の手前に写っているのは地球上の雲で、これも位置やタイミングが抜群だったことで、土星のリングそっくりになりました。
これには撮影者のソジュエルさんも「今まで撮影してきたものの中で最も美しい写真の一枚」と話します。
なんだよ、雲がそう見えてるだけじゃないか。
現実は人間の空想を超える
下にも似たような雲あるし
土星以外でも立派な輪っかを持つ惑星
あるんだな~と思った
まあ大気差がげいいん(なぜかry)らしいけど
あとは違う話かよ